キレやすい人の心理とは?あの人が怒る理由

あの人が怒るのはこんな理由からだった…キレやすい人の心理とは

あの人が怒るのはこんな理由からだった…キレやすい人の心理とは

身近な人が怒っていると当たり前ながら気持ちが良いものではありませんよね。
ちょっとしたことですぐに怒られる、相手が怒っている理由がよく分からない、・・・こうした状況に頻繁に遭遇するとあなたの心は不安定な状態に陥ります。
その怒っている人がどうでも良い相手なら、あなたも別に気にはならないはず。
身近な相手だからこそ、あの人を怒らせるようなことを私がしちゃったかなとか私が悪かったのかな等と思い悩んだりもしてしまうものです。
この記事では、あの人が怒る理由をあの人の心理からひも解いていきます。
怒っている相手にどのように対処すると良いのか、一緒に考えて実践してみましょう。

あの人が怒る理由

“怒る”の意味をググってみると「腹をたてる。興奮して気を荒だてる」と書かれていました。
腹を立て、興奮して気を荒立て、それを言葉として投げつけてくる人もいれば、物に当たる人もいます。不機嫌な顔をして黙り込む人もいれば、メールやSNSで文字にして送りつけてくる人もいます。
表現の仕方は様々ですが、怒っている人というのは、腹をたて興奮して気を荒立てている人だとまずは理解しましょう。

では、なぜ腹をたて興奮して気を荒立てているのか。
相手がそういう心理になる明確な理由が分かる場合には、相手のことを「すぐキレる人」「いつも怒る人」とは思いませんよね。
でも、普通こんなことで怒るか?!ということで突然キレたり、こちらが良かれと思ってやったことで怒ったり、なぜ怒るのか分からない状況で怒りだす人もいるんですよね。

怒るという感情の背景にあるもの

怒るという感情は、一次感情ではなく、二次感情であると言われています。
それは、怒るという感情の背景には何らかの別の感情があるというものです。
寂しさや不安、悲しみや恐れ、そういった感情を“怒る”という言動で表現するという手段を選択していると考えられます。

例えば、相談の中でこんなエピソードがありました。

久しぶりにおしゃれをして友達と遊びに出かけ帰宅すると、旦那さんから「なんで俺のシャツにアイロンをかけていないんだ!」と怒られました。マメな旦那で自分のシャツにアイロンとか普段自分でかけているし、そのことで文句を言われたことなんて一度もなかったんです。何を突然怒ってるんだろうとびっくりしてしまいました。私もなんで怒ってんのか意味も分からず言い返してケンカになり、それから数日嫌な感じの日々が続いています。

きっと旦那さんは奥さんがいない休日が寂しかったし、おしゃれをして出かけたキレイな奥様のことで不安にも感じていたのではないでしょうか。旦那さんが「寂しかったよ~」と素直に言えば、ケンカになることもなく、またいつも通りの仲良し夫婦の日常が続くのでしょうが、寂しい感情を怒りに置き換えてしまったばっかりに、嫌な感じの日々を過ごすようになってしまったんですよね。

キレるのは自分を守るため~防衛機制~

では、なぜ寂しさや不安、悲しみや恐れ、そういった感情を“怒る”という表現に変えてしまうのでしょうか。
そこには、防衛機制という心理反応が影響しているケースもあるでしょう。

防衛機制とは、フロイトが唱えた精神分析理論の中心概念の一つで、精神の安定を図る自我の無意識的な働きを「防衛」といい、その「防衛」のための心的規制のことを指します。
不安や不快、苦痛や罪悪感、恥などを体験したとき、それが精神の安定を脅かす場合には、その元となる感情を防衛機制を用いて無意識化するというものです。

先ほどの例も、寂しくて不安になっている自分自身の状態を受け入れがたく、その感情を怒りに変え、寂しくて不安な自分を意識から消すことで、精神の安定を保っているという状態であると理解できます。

防衛機制の中から関連のある例を3つほど挙げてみます。

投影

防衛機制の一つで、自分の内の特定の衝動や性質、イメージなどが自分以外の対象に見いだされると思い込む過程。
自分がある種の欲求や感情を抱いていることを認めずに、自分以外の他人がそうした衝動や感情を抱いているのだと指摘したり、非難したりする。

反動形成

自我にとって認めがたい衝動またはそれにまつわる記憶や感情、イメージが意識化されると、自我は不安に陥ることになるため、これを抑圧し意識から排除しようとする。このときさらに、表面上は抑圧された衝動と正反対の態度をとることで、抑圧を補強しようとする過程。
例えば、あまりに丁寧な態度を示すものの相手に対する敵意や攻撃性が垣間見えるという慇懃無礼な態度はこの防衛機制の一例である。

行動化

抑圧された衝動や葛藤が問題行動として表出すること。

あの人が怒るのはこんな理由からだった…あの人の怒りであなたが傷つかないためにできること

理由も分からずに怒る人、突然キレる人の心の中は意外にも脆く弱いんですよね。
そのガラスのハートを守るために“怒る”という表現を使わざるを得ないちょっと可哀そうな人でもあります。
だからといって、理不尽な怒りや突然キレることをあなたが受け入れなければいけないということではありません。
理不尽な怒りや突然キレるという表現は受け入れないで良いと私は思っています。距離を取り、自分の心身の安全を保つことをまず第一にしてください。
落ち着いた状態の時に冷静に「怒りをぶつけられるのは私も辛い」ということを相手に伝えることも大切です。
そして、大切な人でこれからも良好な関係を続けたい相手なのであれば、なぜ何に対して怒っているのかを、優しく受容的に聞いてみると良いのではないでしょうか。
とはいっても、怒りの感情を向けられることで受けるダメージはとても大きいはずです。一人で抱え込まずに、あなたの辛く嫌な気持ちを誰か信頼できる人に聞いてもらうことも忘れずにしてくださいね。

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こんにちは、精神保健福祉士の杉山です。
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