見捨てられ不安が連れてきた生きづらさに対処する方法

見捨てられ不安が生きづらさを連れてきた

胸がざわざわする感じ、突然沸き起こる焦燥感、ちっぽけに思える自分の存在。
日々の生活に嫌気がさしたり、生きづらさを感じて苦しんでいる。
普段明るく振舞い、周囲から何も苦労がないように見られていたり、良い人だと思われていたりしても、本当は頑張ってそうしているんですよね。
親密でない人との関係は器用にこなすことができても、大切な人との安定した関係を築くのが難しくダメな自分を感じてしまう。
そういった生きづらさを持つ人の多くは、背景に“見捨てられ不安”を抱えている場合が多いです。
この記事で、見捨てられ不安と生きづらい毎日にどう対処していくかを考え、大切な人との安定した関係を築く一歩を一緒に踏み出しましょう。

見捨てられ不安とは

大切な人との関係が断ち切られてしまうのではないかという不安。この不安は多くの人が持つ一般的な感情の一つです。でも、その不安が過度に膨れてしまい、大きな苦しさに繋がってしまう人もいます。

見捨てられ不安は通常、恋人や配偶者、親や子、友人など「自分が大切にしてもらいたい人」との関係において生じます。
見捨てられ不安には様々な定義がありますが、ここではそうした人との関係が断ち切れられてしまうのではないかという強烈な不安やショック、孤立感を見捨てられ不安として考えていきます。

見捨てられ不安が心の中で騒ぐときの6パターン

見捨てられ不安が心の中で騒ぐときに起こりがちな言動や思考が6つあります。

  • 執着する
    なんとかして見捨てられるのを防ごうと、「会えない」という相手に対して「どうしても会ってくれなきゃイヤ!」と無理な要求をしたり、「嫌だ」という相手を言葉を「本当はそんなはずはない」と否認する
  • 抑うつ状態になる
    大切な人との関係が断ち切れることが人生のすべてを失ってしまったかのように、なんにもできなくなる。とても強い絶望感や不安感、孤独感がある。
  • 批判、攻撃、嫉妬
    相手に対して批判や攻撃をぶつける。ストーカーのように付け回したり、嫌がらせをしてしまう。
  • 極端な思考
    白黒をはっきりつけたがる。良いと思った人のことを100%良いとし、嫌いと思う人のことを100%批判するなど、柔軟な考え方や状況に応じた判断が難しくなる。
  • 否定的に物事を理解する
    人の言葉を否定的にばかり受け止めてしまう。褒められても何か裏があると思ったり、猜疑心が強く働く。自分に対しても他人に対しても否定的な見方をする。
  • 人を試す
    相手の気持ちを確かめることに必死になる。嫌なことを言ったりやったりしてその反応を試し、相手の好意が自分にあることを確かめようとする。

当てはまるものはありましたか。こういった言動や思考があると、生きづらさを感じる毎日になるのも当然なんですよね。

見捨てられ不安を飼い慣らす

見捨てられ不安は、特定の誰かのせいで生じているのではなく、自分自身が持っているもので、相手が代わってもまた生じるものです。
だから、対人関係の問題としてではなく、自分自身の問題として取り組む必要があります。
自分自身を肯定する、自分で自分を満たす、そうした方向で取り組むことで、上にあげた6つのパターンのような不健全な言動や思考から離れることができるようになります。

見捨てられ不安を受け入れよう

まずは、自分が見捨てられ不安を持っていて、それに振り回されているのだということを認識することが第一歩目です。
私も昔、見捨てられ不安に悩んだことがありました。
この見捨てられ不安さえなければ、もっと楽に生きられるのに…、そう思ってもいました。
だけど、見捨てられ不安は誰の心にもあるものなのです。
その心の中にある見捨てられ不安がひどく騒ぎ手に負えなくなってしまうのか、静かにそこにいてくれるのかの違いなんだと気づきました。

見捨てられ不安を飼い慣らすために、心の中にいる見捨てられ不安に名前を付けることから始めませんか。
単純に“見捨てられ不安さん”でも良いですし、自分の見捨てられ不安に対するイメージでも良いですし、何かしらの名前をあげましょう。

見捨てられ不安に声をかけよう

胸がざわざわしたり嫉妬心や焦燥感が沸いたり、と自分の見捨てられ不安が騒ぎ出したときに、「あっ、“見捨てられ不安さん”来たんだね」とその存在に気づき、「そこにいるのは分かっているよ、大丈夫だよ」と声をかけてあげましょう。
なんだかバカらしく感じるかもしれませんが、やってみると効果は大きいです。

見捨てられ不安があっても大丈夫

見捨てられ不安が心の中で騒ぐときに、それに気づき大丈夫だと言い聞かせることによって、極端な不適切な言動をすることは少なくなってくるはずです。
現実的に物事を見て、冷静に判断することで、大切な人との関係が断ち切られることはないんだということを実感できたり、自分自身にほんの少しでも自信が持てたりという、小さくても何かしらの変化を感じることができるようになります。
それを地道に積み重ね、行きつ戻りつかもしれないけれど、気長に見捨てられ不安さんとともに穏やかに過ごす自分を感じていくと、自然に生きづらさを感じる時間も減少していくことでしょう。

見捨てられ不安が連れてきた生きづらさに対処する方法

見捨てられ不安がゼロになる、消えてなくなる、ということはありません。
見捨てられ不安に支配されずに日々の生活を送れるようになることをまずは目指してみませんか。

①見捨てられ不安が心の中にあることを認識する
②見捨てられ不安が騒ぐ原因(幼少期に満たされなかったものにあることが多い)を探る
③見捨てられ不安に振り回されない生活ができる

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こんにちは、精神保健福祉士の杉山です。
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