承認欲求とは?「認められたい」気持ちが招く不幸

承認欲求とは?認められたい気持ちと満たされない気持ち

承認欲求の塊のように思えてしまうFacebook。ここに行った!これ食べた!うちの子見てー!私はこんなにすごいのよ!の連続にそっと画面を閉じることも多々あります。
もちろん「いいね」を押してもらいたいという気持ちが見え隠れする投稿ばかりでなく、心から「わぁすごいな」とか「素敵だな」と思う投稿をしている人もいます。
承認欲求丸出しの投稿になってしまうのはなぜなのでしょうか。
この記事では、承認欲求とは何なのかを考えながら、認められたい気持ちによって不幸にならないための方法をお伝えします。

承認欲求とは?認められたい気持ちと満たされない気持ち

承認欲求とは

承認欲求とは、そもそも何なのでしょうか。
承認欲求は誰もが持っている欲求の一つで、自己の成長のために必要な欲求です。
私たちの誰もが持つ承認欲求ですが、それを満たすための方法が人それぞれ違います。冒頭であげたように、広く自分をアピールし多くの人に認められることで満たす人もいれば、特定の誰かに認められたいと頑張る人もいます。また自分自身で承認することで満たす人もいます。
それについては、後ほどもう少し突っ込んで考えてみたいと思います。
まずは、承認欲求について、心理学者マズローの5段階欲求から見ていきましょう。

マズローの5段階欲求

マズローの5段階欲求

5段階の欲求は、下の階層から順に一つの階層が満たされると、一段上の階層にというように満たされていきます。

5段階のピラミッドの土台となる一番下にあるのが「生理的欲求」です。
食事、睡眠、排せつといった生きていくために必須である欲求がまずは満たされる必要があります。
多くの人はこの段階を満たされているため、次の「安全欲求」が出現してきます。

安全欲求」は、身体的な安全や経済的安定、健康の維持や事故の回避など、安全に暮らすための欲求です。
生活や心身の健康を損なわずに生活をしたいというこの欲求がある満たされると現れるのが「所属欲求」です。

組織や家庭などで他者との関係性を持ち、自分が社会に必要とされている、果たせる社会的役割があるという感覚を得ることができると「所属欲求」は満たされます。

そして、なにかしらに所属し所属欲求が満たされると、自分が集団から価値ある存在と認められ、尊重されることを求める欲求が出現します。これが「承認欲求」です。
承認欲求は二つのレベルに分けられるとされていて、低位の承認欲求は、他者からの尊敬や注目などを得ることによって満たされます。そして、高位の承認欲求は他人からの評価よりも自分自身の評価が重視され、自己尊重感、技術や能力の習得、自己信頼感、自立性などを得ることで満たされます。

ここまでのすべてが満たされると最後の段階の「自己実現欲求」が出現します。これは、自分の持つ能力や可能性を最大限発揮し、具現化して自分がなりえるものにならなければならないという欲求です。

あなたは今どの段階の欲求が満たされている状態にありますか。

認められたい相手はだれ?

住む場所があって職場もあるという状態になると、次の段階の承認欲求を満たしたいという思いが強くなります。

「いいね」を求めてSNSに投稿したり、婚活マッチングアプリでたくさんの「いいね」をもらうことで安心したりというのは、承認欲求の中の低位のレベルである他者からの承認を得て「承認欲求」の段階をクリアしようとしているということになります。

でも、次の「自己実現欲求」の段階に進むためには、高位のレベルの承認欲求を満たす方が近道です。

多くの人でも特定の誰かでも、そういった他者からの承認に執着せず、自分自身からの承認を積極的に受け入れることでも承認欲求を満たすことができます。
自分自身で承認欲求を満たすことができる人は、自然に他者からの承認も得ることができているはずです。

そして、もう一つ大切なのが、自分に向けられた承認をしっかりと受け取ることです。「いいね」の数ではなく、一つ一つの他者からの承認、例えば褒められたことや認められたことを、「私なんて…」と謙遜して辞退することなく喜んで受け取って良いのです。

承認欲求の強さが招く不幸

他者から認められたいという欲求は誰もが持っているものです。
でも、それに執着しすぎると、認めてもらえない時の欠落感や劣等感に苦しむことに繋がります。
そしてその苦しさから逃れるために、なんとか他者からの承認を得ようと本来の自分を蔑ろにして承認を得られる自分を演じてしまう…、それではいつまで経っても承認欲求が満たされることはなく、承認を求めてさまよい続け、自己実現の欲求の段階には到達できません。

承認欲求とは?「認められたい」気持ちで不幸を招かないために

承認欲求は健康な生活や安定した仕事など、生理的・安全・所属の3つの欲求が満たされている人が持つ欲求で、それがあること自体は悪いことでもなんでもありません。むしろ、「自己実現」というなんだか魅力的な響きのある欲求段階へと進むために通らなければならない道です。

承認欲求の段階を苦しむことなくクリアするために必要なものは、自分で自分を認めてあげることです。
毎日を過ごす中で、「できた!」「楽しい」「幸せ」「うれしい」「当たった!」そんな経験をしたら、その瞬間瞬間に自分でその気持ちをしっかりと受け止める。
自分自身への気づきや対話を通して、健康的に承認欲求をクリアできる女性は、必ず素敵に輝きます。

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