心が折れそうな時の大きな目標と小さな目標

アメリカの心理学者マーチン・セリグマンは、人に無力感を与える信念のパターンとして3つを上げています。

永続性:ずーっと続く

波及性:何もかもダメ

自責性:自分の落ち度

自分の力の無さで何もかもダメな状態がずーっと続く

そんな風に思えてしまう時、人は誰でも辛く苦しい状態になってしまいます。
でも、この「自分のせい」「何もかもダメ」「永遠に続く」という思考は現実に即していないちょっぴり偏った思考でもあります。

この偏った思考を修正することで気持ちがずっと楽になることも多々ありますが、寝不足だったり、体調がすぐれなかったりする時には、心も弱っていて普段の自分の思考のクセが極端になってしまうことがあります。
無理に自分の考え方を変えようと頑張ってしまう前に、まずはたっぷりの睡眠をとったり身体の調子を整えることを優先しましょう。

受験勉強の時の目標設定

以前、私は予備校で大学受験生やその保護者の方々への受験指導を担当していました。
予備校に通う生徒たちの目標はもちろん「○○大学○○学部合格!」です。
これが大きな目標。

この大きな目標だけでは、受験日までの長い時間の間に心が折れてしまったり、モチベーションが持続しなかったりと、目標達成がとっても難しいものです。

そこで、短いスパンでの小さな目標をクリアし続けるという方法を取っていました。

この記事を読んでくださっている皆様も受験の時を思い出すと、恐らく同じようにしていたのではないでしょうか。

分厚い参考書や問題集を分解して、数章ごとの薄い冊子にしてみたり。
英単語集の何ページから何ページまでをいつまでに覚えるとしてみたり。

そうやって小刻みにすることで、やらなければいけない膨大な量の勉強を日々少しずつなんとかこなし、最終的に当初立てた大きな目標をクリアするということを予備校の生徒たちはやっていました。

受験勉強でやったその方法、社会の中でも同じように役立つこともあると感じています。

大きな目標と小さな目標

目標がない日々はハリがなく、今の嫌な状況の日々がずーっと永遠に続くように思えてしまいます。
まずは、何でもいいから一つ目標を決めてみてはどうでしょう。

そして、決めた目標を達成するための、小さな目標(まずは1か月くらいでクリアできそうな低いハードルのもの)を決めて、取りあえず1か月取り組んでみませんか。

予備校で働いていた時、担当していた生徒たちとは定期的に必ず面談をしていました。
自分で決めた小さな目標が達成できたかどうか、今回できなかったのはどうしてか、次の目標はどうしようか、などを話し合いました。
これも社会の中でも同じ。
「一人でできないといけない」「甘えてはダメ」
カウンセリングや講座の中でこんな風に話してくれる方々もいます。
そういった考えはとても素晴らしいと思います。
だけど、時には、誰かに頼ったり甘えたり、他人の手を借りることも良いものです。
一人でなんでもデキちゃう人なんてそう多くはいず、案外みんな他人の手を借りているものです。

大きな目標をたてたら、小さな目標も一緒にたてること、
一人で頑張ろうとせず、他人にも頼ってみること

そうするときっと、まずは小さな目標がいつの間にか達成されていて、「何もかもダメ」っていう思考からはひとまず抜け出せるはず!
そして、次には少しずつ状況が変化していきます。
今の辛く苦しい状況がずーっと続くと今は思ってしまうかもしれませんが、一人ひとりの中に必ず状況を変えていく力は備わっています。
まずは、睡眠を十分にとって身体の状態を整えることからスタートです。


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